母として、女優として安田成美15歳でCMデビュー、16歳で女優としての道を歩み始め、トレンディードラマの主演女優として他を抜く存在感を放ち続けた安田成美さん。今年公開された映画『歓喜の歌』をはじめ、数々のCMで見せる笑顔は、年齢を感じさせない愛らしさと透明感に満ちている。1994年に木梨憲武さんと結婚、2男1女の母として家庭人の顔も持つ彼女。母として、妻として、女優としての生き方を語ってくれた。 |
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写真/交泰 |
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「着物を着たら、どんな気持ちになるのかなと楽しみにしていたのですが、やはりいいですね。すごく気持ちがいいです」。横縞に透ける涼やかな夏物の軽やかさが、安田成美さんの清廉な雰囲気と相まって、さわやかな風が通り抜けるような錯覚を起こす。 和のスタイルというカテゴリーのなかでは、和食器、特に磁器がお気に入り。 「私の場合、自分の趣味とかスタイルというのは、20代の頃からほとんど変わっていないのです。でも、若い頃よりも少しずつですがいいものを買うことができるようになっている気がします。服だったら素材や縫製がいいものとか、食器だったら職人さんが一つひとつ丁寧に作ったものとか。ものを見る目が養われてきたということでしょうか」。 安田さんは、今年公開された『歓喜の歌』で6年ぶりのスクリーン復帰を果たした。 「女優というお仕事を続けていこう、という心づもりはもちろんあります。でも、やはり家庭というものも大切。比重?そうですね…。仕事に行っている間は100%仕事人間だし、家庭に戻ったときは100%家のことに集中していたい。だから、どちらに重きを置くということではなく、その日その時を大切にしているだけなのです」。 「今は、ペースとか量を決めるのではなくて、自分が本当にやりたいかどうかという感覚を大切にしていきたいと思っています。私たちの仕事は、見てくれるお客様あってのこと。表現することで受け取る側にメッセージを送るのが仕事です。だからこそ、そこに愛があるかどうか、ということにはこだわっていきたい。台本でも、監督でも、共演の役者さんでもいい。その“場”に確かに愛が感じられる仕事をしたいと思っています」。 どんなことにも全力投球という姿勢を大切にしている安田さん。だからこそ、彼女の純真な笑顔は人を惹きつけ、受け取る側にたくさんの愛とメッセージを伝えているのだろう。 |
安田成美●やすだ なるみ11月28日生まれ、東京都出身。1981年、CMデビュー。翌1982年にドラマ『ホーム・スイート・ホーム』で女優としての道を歩み始める。ドラマ『同・級・生』『ヴァンサンカン・結婚』『素顔のままで』等で主演、トレンディードラマになくてはならない看板女優として世代を問わず人気を誇る。映画『そろばんずく』で共演した木梨憲武氏と1994年に結婚。その後もドラマ『ドク』『リミット もしも、わが子が…』、映画『大河の一滴』等で存在感のある演技を見せつけた。一方で、屈託のない笑顔と他に類を見ない透明感で、数々のCMのイメージキャラクターとしても活躍。私生活では、2男1女の母でもある。 |