|
学生時代の友人3人で、『アトリエ線路脇』を作った長峰菜穂子さん。今年6年目を迎えるというアトリエは、その名の通り線路脇にある古いアパートを1年がかりで改装したもの。
長峰さんは、美大生のときに陶磁器科を専攻したことが、現在の道に進むきっかけとなった。「あまり深く考えていなかったのですが、陶芸は嫌いではなかったし、単位が取りやすそうな気がしたというのが単純な動機です(笑)」。たまたま選んだ陶芸に、今はすっかりはまっているという。「土に直接手で触れて形になるところと、焼いてみないとわからないところが好きですね」。
大学卒業後は茨城・笠間で修業し、フィリピンで陶芸指導も経験した。帰国後、いろいろな偶然が重なり、3人でアトリエを作ることになった。「和紙と金属と陶芸、とジャンルはバラバラですが、いい刺激になります」。
趣味は古道具。作陶にも影響を受けていて、最近作っている金属釉の器も、古いものに惹かれてのこと。「アンティークのお菓子の型を石膏型に使うこともあります。そういえば、陶芸はお菓子作りにちょっと似ているかもしれませんね」。器作りで気をつけているのは、大きさのこと。やはり男性に比べると手が小さいので、自然と小さい器が多くなる。女性には好評だが、ご夫婦の場合、男性に小さいと指摘されることもあるので、大きさも考えながら作らなければと思う。
作業はろくろだけのときもあるし、石膏だけのときもある。「最近はろくろが好きです。集中できるのが気持ちいい。子どもの頃から物作りは好きでしたね。陶芸や物作りはずっとやっていきたいし、やっていける仕事だと思っています」
|