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最近、活動的になっている理由

原田知世

女優であり、歌手としても活躍する原田知世さんは、その透明感のある魅力的な声が特徴的です。最近では、高橋幸宏さん率いる話題のバンド“pupa”のボーカルかつ、紅一点のメンバーとしても活躍中。15歳でデビューし、ゆっくりだが確実なステップで存在感を築いてきた彼女の歩みが、ここへきて、加速度を増しています。年齢を重ねても透明感を失わず、ますます自由に羽ばたく原田さんが、最近の心境を語ってくれました。

昨年、デビュー25周年を飾る記念アルバムを発表した原田知世さん。芸能界で25周年といえば、その道の“大御所”を意味するが、原田さんを表現する言葉としてはふさわしくない。ジャンルの違う仕事をコンスタントに続けながら、常に透明で清潔感を失わない。仕事をするときの絶妙なバランス配分には、何かコツがあるのだろうか?

「役者は、監督やプロデューサーの方に声を掛けていただいて、初めて成立する仕事です。音楽も同じ。それならば、まずは引き受けた仕事に全力投球しようと。そうしていると、その仕事を見てくれた方が違う仕事に呼んでくださったり…。私たちの仕事って、人との出会いで成り立っているようなところがあるんですよね」

4年前、1歳年上のアーティスト・エドツワキさんと結婚。最高の伴侶を得たことにより、原田さんのなかで何かが少しずつ変わってきているという。
「彼と一緒にいると、こうでなければいけないというものは何もないんだと気づかされます。何事に対しても決めつけずにオープンマインドでいること。そうすれば新しいものや人を受け入れる心の余裕もあるし、受け入れることで、また違う自分が発見できるかもしれない。そう考えると、生きることがすごく楽になりますよね」

撮影では、久しぶりに着物を着た。
「背すじがすーっと伸びて、立ち方や手の所作も自然と女らしくなります。忘れていた女らしさが甦ってくるような不思議な感覚でした。新鮮でしたね」

年齢を重ねるごとに、心を解き放ち、どんどん自由になっている様子が、言葉の端々から伝わってくる。
「変わっていく自分が楽しみです。今まで和の世界はあまり縁がないと思っていましたけど、最近、よく目につくようになりました。着物とか、身近に体験できる和の世界から始めたいと思います」



写真/交泰
ヘアメイク/木暮モエ(HEADS)
着付け/大嶋敦子
取材・文/雪嶋恭子(サンタクローチェ)
衣装/きものパルワ
撮影協力/箱根・翠松園

原田 知世●はらだ ともよ

1967年11月28日生まれ、長崎県出身。1983年、映画『時をかける少女』で主演デビュー。近年は『サヨナラCOLOR』『紙屋悦子の青春』など、数々の話題作に出演。また、1990年代以降は鈴木慶一らとのコラボレーションで数々のアルバムを制作。トーレ・ヨハンソンとのアルバム制作、オール・スウェディシュ・メンバーでの国内ツアーなども行う。2007年、デビュー25周年記念アルバム『music & me』をリリース。2008年、高橋幸宏らと新バンド・pupaを結成し、アルバム『floating pupa』を発表。11月にはライブツアーも。詳しくはHPにて。http://haradatomoyo.com