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写真/伊東武志

 

和モダンを先駆けた、唯一無二の存在

いま、白洲正子である理由

女性として初めて能舞台を踏み、大正時代に14歳の若さでアメリカへ留学し…と、本人は意識していなかったものの、常に世の女性の先駆けであり続けた白洲正子。生来のモノを見る眼や感じ取る力に導かれて、人やモノと出会い、明治から平成までを駆け抜けた白洲正子の人気は、今なお衰えることがありません。本誌『Kanon』Vol.14では、正子の孫・白洲信哉さん、趣味の骨董を介して正子との密な交流を得た青柳恵介さん、食通として正子が絶大な信頼を寄せた松井信義さん、正子と縁のある3氏へのインタビューにより、白洲正子の実像に迫ります。

白洲信哉●しらす しんや

文筆家。1965年生まれ。東京都出身。細川護熙首相の公設秘書を経て、執筆活動に入る。その一方で日本文化の普及に努め、書籍編集、デザインの他、様々な文化イベントをプロデュースする。父方の祖父母は、白洲次郎・正子。母方の祖父は文芸評論家の小林秀雄。著書に、『天才青山二郎の眼力』(新潮社)、『小林秀雄美と出会う旅』(新潮社)、『白洲正子の贈り物』(世界文化社)などがある。