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写真/伊東武志

 

「芝に居る」が如く、芝居を自由に観てほしい

俳優・演出家 串田和美

演出家・串田和美氏の型破りで愉快な作品世界は、常に国内外の人々から驚きとともに迎えられ、高い人気を誇っています。
「歌舞伎の原点に戻り、今の歌舞伎が忘れてしまったことを表現したい。それは本来、もっと自由で楽しいものだと思うのです」
昔、芝居は河原や広場で行われていたといいます。そのときのように、観客が形式やルールにとらわれず、演者と一体となって芝居を楽しめるようになるにはどうすれば良いのか。小劇場時代から、串田氏は演劇の在り方を探究し続けてきました。
その答えのひとつが、『シアターコクーン』です。建設当初から串田が携わり、11年にわたって芸術監督を務めた劇場。そしてもうひとつが、コクーン歌舞伎、平成中村座などの演出です。本誌『Kanon』Vol.16では、彼が芝居への思いを熱く語ります。

串田和美 ● くしだ かずよし

1942年生まれ。俳優、演出家、日本大学芸術学部教授、まつもと市民芸術館芸術監督。1966年に吉田日出子らと劇団自由劇場を旗揚げ。『上海バンスキング』などが大ヒット。1985年から1996年までBunkamuraシアターコクーンの芸術監督を務める。世界的評価も高く、ニューヨークやベルリンでも公演。2008年に紫綬褒章を受章。

 

10月中旬より、まつもと市民芸術館にて『西の国の人気者』を上演。アイルランドのJ.M.シングによる原作を、串田が演出している。

『西の国の人気者』

10月中旬~ まつもと市民芸術館

TEL:0263-33-2200(チケットセンター)

http://www.mpac.jp/