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囲炉裏を囲む、和みの器たち
湯河原・梅原邸
温泉の町として知られる神奈川県湯河原町。梅原厚子さんは、築150年以上の農家を移築、再生し、この地に平屋造りの古民家を得た。
梅原さんが建築家にリクエストしたのは、元の家の梁や柱などをなるべく生かすこと。
元の家の中央にあった囲炉裏を、再生した古民家でも中心に据え、炉縁には余材を利用して作りつけた。
屋内に並ぶのは、素朴ながら滋味に富んだ和風料理。それらを引き立てるのが、漆器や焼締など、個性溢れる和の器である。
「古い器に魅力を感じます。その良さを取り入れ、今風にデザインされた現代作家の作品にも惹かれます」
と話す梅原さんは、気に入った器を見つけては少しずつ買いそろえてきた。縁あって湯河原在住の陶芸家・尾崎夢遊彩(むゆうさい)と知り合い、夏には特注でお願いした「蚊取り線香立て」が届くのだという。
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梁の余材を利用した囲炉裏端。天井が高く開放的な空間。
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愛用する江戸切子のグラス。手で持ったときの感触が好き。
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自家製の梅干し他、シソ酢やカリン酒なども漬けている。
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和モダンで遊ぶ、色とりどりの器たち
東京都杉並区・川瀬邸
東京・杉並区の区立小学校のそばに、川瀬学さん・由記子さん夫妻の住む地下1階、地上3階建てのマイホームがある。
「書道」がモチーフになったという、墨の色をした格子の玄関を抜けると一転、白を基調とした空間が広がる。和室がある一方、地下には学さんがオーディオを楽しむコンクリート造りの部屋が設けてあるなど、和のしつらえのなかに洋のカジュアルが取り入れられている。
「使わないお皿がたくさんあるのも嫌なので、本当にほしいものかを考えてから買うようにしています」と、器へのこだわりを話すのは由記子さん。キッチンにならぶ“ボダノバ”の器、日本の焼き物や漆塗、念願かなって手に入れた“イッタラ”のマグカップなどは、すべて彼女が生活のなかで用いるものだ。
趣味を尊重するライフスタイルを象徴するかのような住まい。その和モダンな内装に、北欧や日本の器が趣をそえている。
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地下にある、墨汁塗りの床を敷き詰めた学さんの部屋。
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2階のダイニング。右に見えるのがバルコニー、左が3畳の和室。
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イッタラのマグカップは日本茶などを飲むために使う。
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